境界は目に見えない
境界は目に見えません。この事がお互いの主張が異なる原因になったり、勝手な主張が出てくる原因にもなります。
また、地中から境界杭のようなものが出てくるとそれを盲信・過信して正しいと思い込むこともあります。
もちろん、古い杭も有力な情報ではありますが、何らかの理由で移動していないとも分かりませんし、
元来のものでなく、誰かが自分にとって有利な位置に勝手に埋めたものかもしれません。
土地へのこだわり
登記簿に記載されている面積にこだわる。
自分にとって都合の良い図面にこだわる。
先代からの言い伝えにこだわる など・・
全て悪い事ではないのですが、一方的に主張しているままでは、境界で安心できるとは言えません。
現地の状況、各種資料(法務局や役所で調査)、正確な測量、総合的に判断して皆が納得する可能性が生まれます。
境界確定は土地家屋調査士に
土地家屋調査士が携わる「境界確定測量」では、
- 永続性のある境界標
- 現地の境界標が損壊しても復元可能な測量データ
- 隣接地所有者の境界確認の捺印
これらが備わることで、最も大切な「揉める前の予防」ができ、
次世代・次の所有者に安心を渡すことができます。