意外といい土地かも・・?

程よく明るい部屋。影が心地よい

「北向きの土地」「公園の隣」「調整区域の隣」

こちらは注文住宅で失敗したくない方向けの記事です。ところで土地選びって難しいですよね?

土地選びの条件って人それぞれですからね。エリア、形、日当たり、駅近、奥様の実家が近いなどなど。。

住みたい地区が決まれば土地探しも物件が限られるのでやりやすくなりますよね。

私は土地家屋調査士として、宅地の測量をしたり、分譲地の区割りを見たり考えたりする事があるので、普通の人より多くの土地に触れる機会があります。

ひとつ思うのは、意外と失敗の土地って少ないんだろうなってことです。

少し変わった土地であってもその土地のあった最適な答えが必ずあるような気がしますよね。

テレビで狭小地で快適に住まうテクニックとかよくやってますし、面白いですよね。

ところで、冒頭の 「北向きの土地」「公園の隣」「調整区域の隣」 ですが、個人的に私が良いなと感じる土地です。

北向きの土地

「北向きの土地」ですが、近年は北向きの良さが語られる記事がネット上でも多いですよね。

暗くて値段が安い、そんな印象もあおりでしょうか?

実際、同じ条件の分譲地だと価格は低めになっていることが多いですよね。

暗い、かどうかは設計によると思いますね。それこそ、奥行きの深い土地であれば南側の隣家と十分な距離をとれば

明るさと開放感とプライバシーを両立することもできますよね。

ただ、奥行きの十分な土地ばっかりではないですよね。そんな時は吹き抜けだったり2階リビングだったりの設計でカバーする方法がたくさんあります。

あと、北向きの場合、道路側につく窓は小さいものになりがちだったり、すりガラスだったり、が多くなるので生活が隠れますよね。やっぱり家は隠すものでも

あると思いますから、安心感があります。外から間取りが分かりにくいのは防犯上もいいみたいです。

ちなみに、吹き抜けや2階リビングというリビングを明るくする技法を上述しましたが、「明るいリビング」が本当に必要かというのも個人的には思います。

つまり、リビングが最高に明るい時間帯に、家に誰もいない、という事も現代のライフスタイルだとありえます。共働きとかで。

それなら、「東向きの朝日を浴びながら朝食をとれるダイニング」を「南向きのリビング」より優先する場合も出てきますよね。

そう考えると、一般的に競争率の高そうな土地を取りあう必要がない!かもしれませんね。

公園の隣

「公園の隣」はどんな印象でしょうか?

プライバシーが心配。。そんな声もありそうです。

私が公園の隣が良いと思う理由は、公園なので(おそらく)家が建たないという事でしょうか。ある意味自分の庭のように思えれば

お得ですよね。公園はみんなのものですから、自分ばかりが独占して遊べないかもしれませんが

「借景」は無限に無料でできますよね。

窓から緑が見える事のメリットは、詳細には言葉足らずで書けませんが、すごくいいものです。

生活が豊かになると言えば大げさでしょうか。公園の木は、大きかったりしますよね。

草花や庭木が好きな人からすれば、自分で一から作るとすればかなり大変なボリューム感の緑を味わわせてくれます。これがお得だと思いますね。

調整区域の隣

「調整区域の隣」もいいですね。かなりレアですが。

調整区域ってなんでしょうか?

金沢市や白山市や野々市市では、「市街化区域」と「市街化調整区域」に区分けされています。

「市街化調整区域」とは市街化を抑制する区域なので、基本的に農地は農地のままだったり、

家や店舗は建たなかったりするんです。

稀に、「市街化区域」と「市街化調整区域」の境に分譲地が建設されると、

「市街化調整区域」のほうに視線が抜ける窓があれば、

雄大な山々だったり、延々と広がる田園風景だったりが眺め放題という事になります。

建物は建たない訳ですから。

注意点としては、その区域分けというのは行政がいつか見直す可能性はあるという事ですかね。

まとめ

今回は、私が仕事をする中で出会った良さそうな土地を紹介しました。

冒頭にも書きましたが、失敗の土地なんてものはほとんどないと思います。

自分の暮らしをイメージして膨らませることで、理想の土地に出会う可能性があがりそうですね。

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